白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
Tue 25 , 01:26:05
2013/06
「徒然なるままに」とは、「することがなくて手持ちぶさたであるのにまかせて」という意味。この日記やサイトは徒然なるままに運営しているわけですが、近頃は私が徒然ではない現状。というわけで、当然のように放置してしまっているわけですが、閉鎖の予定はないので、また手隙になったらひょっこり更新したいです。
まあ、それなりに忙しいというのも放置の理由ですが、近頃ですね、あんまり妄想してないというのも原因ではあるのですよ。いや、妄想自体はしてますよ?でも、伊達関連は最近してないですねー。今、私の中で熱い妄想といいますと、
①青年と団長代行とおっさんの三角関係。おっさんの愛人になる下町組。というか、下町→おっさんで、ほだされたというよりも押し切られて、愛人になる。(TOV)
②ロクセリからロクティナに移行する話。私は今でも最終幻想6のあのエンディングに納得していない!というか、公式推奨カップリングに納得していない!という主張です。
まあ、それなりに忙しいというのも放置の理由ですが、近頃ですね、あんまり妄想してないというのも原因ではあるのですよ。いや、妄想自体はしてますよ?でも、伊達関連は最近してないですねー。今、私の中で熱い妄想といいますと、
①青年と団長代行とおっさんの三角関係。おっさんの愛人になる下町組。というか、下町→おっさんで、ほだされたというよりも押し切られて、愛人になる。(TOV)
②ロクセリからロクティナに移行する話。私は今でも最終幻想6のあのエンディングに納得していない!というか、公式推奨カップリングに納得していない!という主張です。
エンディング後
二人で世界を旅するロックとセリス。
モブリズで子供達を育てるティナ。
旅の区切りが付くたびに、「ティナに会いに行こうか」とモブリズに向かうロック。セリスもティナのことは好きだし会いたいし心配だけど、でも、あまりに頻繁過ぎるのではないかともやもや。
そんな状態が続いて、ついに我慢できなくなるセリス。
いつものように、セッツァーに頼んでモブリズに連れて行ってもらったロックとセリス。いそいそと飛行艇から降りたロックはセリスが付いてこないのを不思議に思い振り返ると、泣き出しそうな顔でセリスが言う。
「私は、行かないわ」
「え?」
「さようなら、ロック。私は、もう、一緒に行けない」
「セリス、何を」
「ねえ、ロック」
「…」
「私とティナ、どっちが大切?」
「そんなの、決められるわけ…」
「…“恋人”は、私なのに、私を選んではくれないのね。…本当は、ずっと、わかってたの」
「俺は…」
「ロックがティナを大切に思ってるのはずっと知っていたわ。ティナを守ると誓っていることも。それでもいいと、思ってた。ロックの傍にいるのは私で、“恋人”であるのも私だから。それだけで、幸せだったの。本当よ。でも、私、もう耐えられないわ。私が傍にいるのに旅の途中でティナを思うロックを見るのも、こうやって頻繁にティナに会いに来ることも!私だってティナのことが好きよ。大好き。大切だし、守りたいし、幸せになって欲しいと思う。でも、私、ロックの傍に居るとどうしてもティナを恨んでしまう。嫉妬して、…いつか、ひどいことを言ってしまいそうになる。それは、いやなの。そんなのは、自分が許せなくなるわ。だから、もう…ロックの傍にはいられない。だって、ロックは絶対にティナを思うし、ティナに会いたいと思うし、会いに行くもの。一番近くに居られても、一番近くでティナを思うロックを見るのはもういやなの。つらいの。だから、だから…さようなら、ロック。とても、好きだったわ」
「セリス!」
セリスはロックを拒絶し、背を向け去る。セッツァーが飛行艇を発進させ、ロックは一人残される。呆然と去って行く飛行艇を、そこにいるはずのセリスを見送るロック。セリスの言葉が頭の中でぐるぐる回る。
(この時点では、ロックが恋愛感情を抱いているのはセリスに対して。ティナは、大切な存在ではあるけれど恋愛対象ではない。ロックにとってティナは、ただひたすらに大切な、ある意味で神聖な存在)
飛行艇のデッキ、静かに泣くセリスに、セッツァーが近寄る。手を伸ばしても届かない、絶妙な位置でセッツァーは言う。
「あれでよかったのか?」
「…ええ」
「どこに行きたい」
「とりあえずは…フィガロにでも身を寄せるわ。もうすぐケフカが倒れて一年になるもの。その記念式典の準備で忙しいはずだから、手伝いでもして気を紛らわせるわ」
「わかった」
セッツァーはそれ以上何も聞かない。大人の男。
船室に戻ったセッツァーを見送ってから、セリスは物思いにふける。
ロックに出会ってからケフカを倒すまでの旅を思い出す。
ロックは常にティナを意識していた。ティナが行方知れずになったときの動揺。再会したティナを抱きしめ「よかった…っ」と言った声の切実さ。世界が割れる時、ロックがとっさに叫んだ名前。ティナはロックとレイチェルの間に何があったのか、二人がどういう結末を迎えたのか、何も知らない。レイチェルとの過去と決別したロックは、穏やかに微笑んでセリスのもとに戻ってきた。そして「ティナに会いに行こう」と言った。あのとき、セリスはロックの言葉を望んでいたというのに…。
思い出せば出すほど、惨めになる。最初から、あの二人の間に自分が入れる場所などなかった。二人の間にあるのは恋愛感情ではないかもしれない。だが、ロックがどれほどティナを大切にしているか。ティナが、どれほどロックを頼りにしているか。今の二人は互いを大切な存在と認識しているだけだろう。だが、時間が経てばきっと二人は互いを愛するようになる。深く、深く、セリスでは追いつけないほどに深く。そのとき、セリスはロックの隣にいたくなかった。ティナに恋をするロックを見たくなかった。だから、逃げたのだ。ふられるのがいやだから、その前にふった。ただ、それだけ。
とりとめのない回想はセリスの意思に反して続く。セリスにとってもっとも胸が痛んだあの瞬間。瓦礫の塔へ突入する直前、ケフカを倒したらティナはどうなるのかという不安に、ティナは微笑んだ。微笑んで、言った。わたしは大丈夫。だから、いきましょう、と。その穏やかさが怖かった。何もかもをあきらめ受け入れたような、そんな静謐さに誰も何も言えなかった。そんな中、動いたのはロックだった。ティナの隣に立ち、ティナの手をそっと握ったロックは安心させるように微笑んだ。
「守るよ」
「ロック…?」
「俺が、守るよ。ティナのこと。約束しただろう?初めて会ったときに、さ。ティナは覚えてない?」
「…覚えてるわ」
「何度でも誓うよ。君を、ティナを守ってみせる。…エドガー!俺とティナ、同じパーティーでよろしく!」
ティナから、少し肩の力が抜けたのが分かった。エドガーはロックの言葉にうなずき、ティナを見た。
「ティナも、ロックと一緒でいいかい?」
「うん。…ロックと一緒だと心強いわ」
先ほどよりも緊張が解けた様子で微笑むティナにうなずいたエドガーはすぐに皆を振り返り、てきぱきとパーティーをわけた。そのエドガーが密かに握りしめた拳が震えていることに、セリスは気づいてしまった。そして、切ない光を宿したエドガーの瞳に、きっと自分も今あんな表情をしているのだろうと思った。エドガーは密かにティナを愛しており、あのとき、きっとティナの隣にいたかったに違いないのに、エドガーはティナとは別のパーティーに自らを振り分けた。そしてセリスも、ロックとは別のパーティーで最後の戦いに挑んだ…。
・セリス視点で進むお話。セリスから見たロックとティナ。この後もう一つ、ケフカを倒した後の回想が入って、それからフィガロ城でエドガーに会う。「ロックと別れてきたの。しばらくここに置いてくれる?もちろん、その間、何でもするわ」無理に笑うセリスに気づいたエドガーは温かくセリスを受け入れる。「もちろん、歓迎するよ。君みたいに麗しいレディがここにいてくれるというのなら嬉しいことこの上ないね」
・忙しい日々に気は紛れるが油断するとどうしてもロックを思い出してしまう。
・記念式典の日。ケフカを倒した立役者である旅の仲間たちは当然、全員招かれている。ティナと共に現れたロックにわかってはいても胸が痛むセリス。「…久しぶりね」「セリス」「楽しんでいって。私は手伝いがあるから、行かなきゃ」逃げるセリス。まだ向き合えるほど強くなれない。(この時点でも、まだロックとティナは互いに恋愛感情ナシ)
・月日は流れる。気がつけば、ケフカを倒してから三年経っていた。エドガーの優しさと居心地の良さに、セリスはフィガロに居着いていた。今ではそこそこの地位にいる。昔取った杵柄とでも言うべきか、セリスは政務はできるし人をまとめることにも長けており、マッシュとは違う意味で、セリスはエドガーの腹心となっている。
・あれからロックにも何度か会った。今では会っても昔ほど胸は痛まない。忘れることはできない愛しい人。今でもロック以上に想える人はいない。だが、セリスの中で恋は終わっていた。
・同じように、エドガーも、ティナを今でも想っているけれど、恋を大切な人への愛に変えて、穏やかに彼女を見守っている。
・似たもの同士。互いに忘れられない大切な人がいるけれど、それを受け入れて前に進もう。かつての恋のように心揺さぶるものではないけれど、共に過ごした年月のうちに二人の間には何かが育まれていた。恋ではなかったとしても、そこに愛があるのは間違いの無いこと。二人は結婚する。
・結婚して、すぐに子供もできた。そうすれば、新しい家族が愛しくて大切で、エドガーとセリスは互いを愛しく思う。
・そうやって幸福そうなセリスを見て、彼女に背を押されてロックもようやくティナに愛を告げる。
・この三年間で関係が変わったのはセリスとエドガーだけではない。ロックはティナを愛し、ティナもロックを特別な男性と意識していた。それでも前に進めなかったのは、セリスのことが気がかりだったから。だが、今、幸福そうに微笑むセリスを見て、しかもそのセリスに「早く自分に素直になって、幸せになってちょうだい。私に遠慮してるっていうのなら、お門違いも甚だしいわ。私はあなたを束縛したくないから別れたの。早く、行って。ティナを幸せにして。ティナと幸せになって。私に申し訳ないと思っているのなら、それが一番の償いよ」なんて言われて、ようやく踏ん切りをつけるロック(へたれ!)
・幸福そうに微笑みロックを受け入れるティナ。いつまでたっても進展しない二人の関係にやきもきしていた、ディーンとカタリーナをはじめとするモブリズの面々は大喜び。ティナにほのかな恋心を抱いていた男の子は涙目だったけど。
・モブリズの子供達に囲まれ、ささやかな結婚式を挙げる二人。もちろん、旅の仲間達も招いて。ティナは本当にきれいで、ロックも照れくさそうにしながらも笑っていて。心から幸福そうな二人に、セリスの胸はもう痛まなかった。ただ、本当に二人を祝う気持ちであふれていて、笑うことができた。それが、本当に嬉しかった。そんなセリスの隣でエドガーも暖かく二人を言祝ぐ。
・今、彼らは皆、心から幸福だった。
Happy end!
二人で世界を旅するロックとセリス。
モブリズで子供達を育てるティナ。
旅の区切りが付くたびに、「ティナに会いに行こうか」とモブリズに向かうロック。セリスもティナのことは好きだし会いたいし心配だけど、でも、あまりに頻繁過ぎるのではないかともやもや。
そんな状態が続いて、ついに我慢できなくなるセリス。
いつものように、セッツァーに頼んでモブリズに連れて行ってもらったロックとセリス。いそいそと飛行艇から降りたロックはセリスが付いてこないのを不思議に思い振り返ると、泣き出しそうな顔でセリスが言う。
「私は、行かないわ」
「え?」
「さようなら、ロック。私は、もう、一緒に行けない」
「セリス、何を」
「ねえ、ロック」
「…」
「私とティナ、どっちが大切?」
「そんなの、決められるわけ…」
「…“恋人”は、私なのに、私を選んではくれないのね。…本当は、ずっと、わかってたの」
「俺は…」
「ロックがティナを大切に思ってるのはずっと知っていたわ。ティナを守ると誓っていることも。それでもいいと、思ってた。ロックの傍にいるのは私で、“恋人”であるのも私だから。それだけで、幸せだったの。本当よ。でも、私、もう耐えられないわ。私が傍にいるのに旅の途中でティナを思うロックを見るのも、こうやって頻繁にティナに会いに来ることも!私だってティナのことが好きよ。大好き。大切だし、守りたいし、幸せになって欲しいと思う。でも、私、ロックの傍に居るとどうしてもティナを恨んでしまう。嫉妬して、…いつか、ひどいことを言ってしまいそうになる。それは、いやなの。そんなのは、自分が許せなくなるわ。だから、もう…ロックの傍にはいられない。だって、ロックは絶対にティナを思うし、ティナに会いたいと思うし、会いに行くもの。一番近くに居られても、一番近くでティナを思うロックを見るのはもういやなの。つらいの。だから、だから…さようなら、ロック。とても、好きだったわ」
「セリス!」
セリスはロックを拒絶し、背を向け去る。セッツァーが飛行艇を発進させ、ロックは一人残される。呆然と去って行く飛行艇を、そこにいるはずのセリスを見送るロック。セリスの言葉が頭の中でぐるぐる回る。
(この時点では、ロックが恋愛感情を抱いているのはセリスに対して。ティナは、大切な存在ではあるけれど恋愛対象ではない。ロックにとってティナは、ただひたすらに大切な、ある意味で神聖な存在)
飛行艇のデッキ、静かに泣くセリスに、セッツァーが近寄る。手を伸ばしても届かない、絶妙な位置でセッツァーは言う。
「あれでよかったのか?」
「…ええ」
「どこに行きたい」
「とりあえずは…フィガロにでも身を寄せるわ。もうすぐケフカが倒れて一年になるもの。その記念式典の準備で忙しいはずだから、手伝いでもして気を紛らわせるわ」
「わかった」
セッツァーはそれ以上何も聞かない。大人の男。
船室に戻ったセッツァーを見送ってから、セリスは物思いにふける。
ロックに出会ってからケフカを倒すまでの旅を思い出す。
ロックは常にティナを意識していた。ティナが行方知れずになったときの動揺。再会したティナを抱きしめ「よかった…っ」と言った声の切実さ。世界が割れる時、ロックがとっさに叫んだ名前。ティナはロックとレイチェルの間に何があったのか、二人がどういう結末を迎えたのか、何も知らない。レイチェルとの過去と決別したロックは、穏やかに微笑んでセリスのもとに戻ってきた。そして「ティナに会いに行こう」と言った。あのとき、セリスはロックの言葉を望んでいたというのに…。
思い出せば出すほど、惨めになる。最初から、あの二人の間に自分が入れる場所などなかった。二人の間にあるのは恋愛感情ではないかもしれない。だが、ロックがどれほどティナを大切にしているか。ティナが、どれほどロックを頼りにしているか。今の二人は互いを大切な存在と認識しているだけだろう。だが、時間が経てばきっと二人は互いを愛するようになる。深く、深く、セリスでは追いつけないほどに深く。そのとき、セリスはロックの隣にいたくなかった。ティナに恋をするロックを見たくなかった。だから、逃げたのだ。ふられるのがいやだから、その前にふった。ただ、それだけ。
とりとめのない回想はセリスの意思に反して続く。セリスにとってもっとも胸が痛んだあの瞬間。瓦礫の塔へ突入する直前、ケフカを倒したらティナはどうなるのかという不安に、ティナは微笑んだ。微笑んで、言った。わたしは大丈夫。だから、いきましょう、と。その穏やかさが怖かった。何もかもをあきらめ受け入れたような、そんな静謐さに誰も何も言えなかった。そんな中、動いたのはロックだった。ティナの隣に立ち、ティナの手をそっと握ったロックは安心させるように微笑んだ。
「守るよ」
「ロック…?」
「俺が、守るよ。ティナのこと。約束しただろう?初めて会ったときに、さ。ティナは覚えてない?」
「…覚えてるわ」
「何度でも誓うよ。君を、ティナを守ってみせる。…エドガー!俺とティナ、同じパーティーでよろしく!」
ティナから、少し肩の力が抜けたのが分かった。エドガーはロックの言葉にうなずき、ティナを見た。
「ティナも、ロックと一緒でいいかい?」
「うん。…ロックと一緒だと心強いわ」
先ほどよりも緊張が解けた様子で微笑むティナにうなずいたエドガーはすぐに皆を振り返り、てきぱきとパーティーをわけた。そのエドガーが密かに握りしめた拳が震えていることに、セリスは気づいてしまった。そして、切ない光を宿したエドガーの瞳に、きっと自分も今あんな表情をしているのだろうと思った。エドガーは密かにティナを愛しており、あのとき、きっとティナの隣にいたかったに違いないのに、エドガーはティナとは別のパーティーに自らを振り分けた。そしてセリスも、ロックとは別のパーティーで最後の戦いに挑んだ…。
・セリス視点で進むお話。セリスから見たロックとティナ。この後もう一つ、ケフカを倒した後の回想が入って、それからフィガロ城でエドガーに会う。「ロックと別れてきたの。しばらくここに置いてくれる?もちろん、その間、何でもするわ」無理に笑うセリスに気づいたエドガーは温かくセリスを受け入れる。「もちろん、歓迎するよ。君みたいに麗しいレディがここにいてくれるというのなら嬉しいことこの上ないね」
・忙しい日々に気は紛れるが油断するとどうしてもロックを思い出してしまう。
・記念式典の日。ケフカを倒した立役者である旅の仲間たちは当然、全員招かれている。ティナと共に現れたロックにわかってはいても胸が痛むセリス。「…久しぶりね」「セリス」「楽しんでいって。私は手伝いがあるから、行かなきゃ」逃げるセリス。まだ向き合えるほど強くなれない。(この時点でも、まだロックとティナは互いに恋愛感情ナシ)
・月日は流れる。気がつけば、ケフカを倒してから三年経っていた。エドガーの優しさと居心地の良さに、セリスはフィガロに居着いていた。今ではそこそこの地位にいる。昔取った杵柄とでも言うべきか、セリスは政務はできるし人をまとめることにも長けており、マッシュとは違う意味で、セリスはエドガーの腹心となっている。
・あれからロックにも何度か会った。今では会っても昔ほど胸は痛まない。忘れることはできない愛しい人。今でもロック以上に想える人はいない。だが、セリスの中で恋は終わっていた。
・同じように、エドガーも、ティナを今でも想っているけれど、恋を大切な人への愛に変えて、穏やかに彼女を見守っている。
・似たもの同士。互いに忘れられない大切な人がいるけれど、それを受け入れて前に進もう。かつての恋のように心揺さぶるものではないけれど、共に過ごした年月のうちに二人の間には何かが育まれていた。恋ではなかったとしても、そこに愛があるのは間違いの無いこと。二人は結婚する。
・結婚して、すぐに子供もできた。そうすれば、新しい家族が愛しくて大切で、エドガーとセリスは互いを愛しく思う。
・そうやって幸福そうなセリスを見て、彼女に背を押されてロックもようやくティナに愛を告げる。
・この三年間で関係が変わったのはセリスとエドガーだけではない。ロックはティナを愛し、ティナもロックを特別な男性と意識していた。それでも前に進めなかったのは、セリスのことが気がかりだったから。だが、今、幸福そうに微笑むセリスを見て、しかもそのセリスに「早く自分に素直になって、幸せになってちょうだい。私に遠慮してるっていうのなら、お門違いも甚だしいわ。私はあなたを束縛したくないから別れたの。早く、行って。ティナを幸せにして。ティナと幸せになって。私に申し訳ないと思っているのなら、それが一番の償いよ」なんて言われて、ようやく踏ん切りをつけるロック(へたれ!)
・幸福そうに微笑みロックを受け入れるティナ。いつまでたっても進展しない二人の関係にやきもきしていた、ディーンとカタリーナをはじめとするモブリズの面々は大喜び。ティナにほのかな恋心を抱いていた男の子は涙目だったけど。
・モブリズの子供達に囲まれ、ささやかな結婚式を挙げる二人。もちろん、旅の仲間達も招いて。ティナは本当にきれいで、ロックも照れくさそうにしながらも笑っていて。心から幸福そうな二人に、セリスの胸はもう痛まなかった。ただ、本当に二人を祝う気持ちであふれていて、笑うことができた。それが、本当に嬉しかった。そんなセリスの隣でエドガーも暖かく二人を言祝ぐ。
・今、彼らは皆、心から幸福だった。
Happy end!
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HN:
静
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
読書、昼寝
自己紹介:
更新はまったり遅いですが、徒然なるままに日記やら突発でSSやら書いていく所存ですのでどうぞヨロシク。
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