白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
Mon 27 , 09:47:59
2009/04
こんにちは。おはようございます。
あー、最近、土日が忙しすぎて週末にパソコンをあまりいじっていない…。そして微妙に体調が悪いので平日も寝る時間が早い…ので、やっぱりパソコンをいじってない。むぅ…どうにかならんもんか。
今月中にもう一回くらい更新したいけど…やっぱり今週末も忙しいので(ついでにゴールデンウィークも忙しい)無理かなあ。
とりあえず、突発的に思い浮かんだ駄文を↓
現代/小学生/幼馴染/真田×伊達/ギャグ?/甘
今までで一番嬉しかったことを書いてください。
今日は小学校の授業参観の日で、国語の授業の課題は作文だった。そのテーマを聞かされて、伊達政宗は固まってしまった。
だって、思い浮かばないのだ。
何があるかな、と考えてもお母さんにぶたれたこととか、右目をなくしてしまった事故とか、政宗のお誕生日なのに忙しくてかまってくれないお父さんのことばっかり思い浮かぶ。今日だって、政宗のお父さんもお母さんも授業参観に来てくれない。
(どうしよう)
嬉しい気持ちって、どんなんだっけ?
だんだん悲しくなってきた政宗はうつむいて、目に涙を浮かべていた。
隣では幼馴染の真田幸村があれこれ言っている。
「やっぱり、御館様に稽古をしてもらったときであろうか」
「佐助の作ってくれた団子を食べるときであろうか」
「それとも、兄上に遊んでもらったとき」
「父上にほめていただいたときも、嬉しかった」
幸村には、数え切れないほど楽しい思い出がある。
どれが一番なのか、自分では決められない。そう思って、隣の席の大好きな幼馴染に相談しようとして、びっくりした。
「ま、まさむねどの…?」
「う…ぅ…」
ぼろぼろと大きな瞳から涙をこぼす政宗に、幸村はびっくりした。
政宗と幸村は同い年だけど、政宗はいつも幸村よりも大人びていてしっかりしていて、いろいろなことを知っていて頭もよかった。
幸村は政宗が大好きだった。だから、泣かないで欲しいと思った。でも、何で泣いているのかがわからないでおろおろしていたら政宗の名前だけしか書かれていない作文用紙が目に入った。
「先生殿!」
政宗の右手をぎゅうっと握り締めて突然立ち上がった幸村に、教室中のみんながびっくりして幸村を見た。
「先生殿、某、できましたぞ!」
自信満々に言うけれど、幸村の作文用紙にはまだ汚い字で名前が書かれているだけだ。
「では、はっぴょうしてください、ゆきむらくん」
謙信先生が優しい声で促す。
びっくりして涙がとまった政宗の、泣いたせいでぐしゃぐしゃの顔を見てにっこり満面の笑みを浮かべた幸村は大きな声で言った。
「某は、御館様に稽古をしてもらうのが大好きです。御館様は一番すごい人だからです。佐助が作ってくれた団子を食べるのも大好きです。某は団子が大好きで、佐助の団子が一番おいしいからです。兄上に遊んでもらうのも大好きです。兄上は某の知らない遊びをたくさん知っています。父上にほめてもらうのも大好きです。某は父上も大好きです。でも…」
幸村は、政宗の手を握った左手にぎゅっと力を込めて、今までよりももっと大きな声で言った。
「でも、某は、政宗殿と一緒に御館様に稽古をしてもらったらもっと楽しいし、佐助の作ってくれた団子も政宗殿と一緒に食べるのが一番おいしいし、兄上だけじゃなくって政宗殿と一緒に遊んだらもっと面白いし、父上にほめてもらうのと同じくらい政宗殿にほめてもらうと嬉しいです。だから、某は、政宗殿が好きです。大好きです。だから、某は、政宗殿と出会えたことが一番嬉しいです。政宗殿は某の一番です!!」
「とても、いいさくぶんですね。ゆきむらくん」
謙信先生は優しく笑いました。
授業参観に来ている幸村のお父さんや御館様もはっはっはと笑っています。政宗は嬉しくって、ぎゅうっと幸村の手を握り返して立ち上がりました。
「お、俺も!」
「俺も、幸村のことが好きです。大好きです。ゆきと一緒にいると嬉しいです。だから、俺も、幸村と会えたのが一番嬉しいです!!」
照れ屋で素直じゃない政宗が一生懸命伝えた言葉に幸村は嬉しくなって、思わず抱きついた。いつもなら暑い、だの邪魔、だの文句を言う政宗もぎゅうっと幸村を抱き返した。
「俺、知ってるぜ!」
突然立ち上がって叫んだ慶次に皆が注目する。皆の視線を浴びて慶次は少し誇らしげに言った。
「そういうの、そーしそーあいって言うんだ。そーしそーあいの二人は、結婚するんだよ!としとまつ姉ちゃんみたいに、ずっと一緒でずっと仲良しになるんだ!!な、とし?」
その言葉に授業参観に来ていた利家とまつが恥ずかしそうに笑う。
「そうだぞぉ、慶次!男なら、惚れた相手を幸せにしてやらなきゃならん!!」
「犬千代様、まつめは大変うれしゅうござります!」
「ゆ、幸村!」
じっと慶次の言葉を聴いていた政宗が不意に幸村を見た。
「政宗殿?」
「俺、ゆきと結婚する!ずっと、ゆきと一緒にいる!!」
政宗の言葉に驚いてぱちぱちと目を瞬かせていた幸村だったが、すぐに満面の笑みに変わり、ずっとつないでいた手はそのままにもう一方の手で政宗を抱きしめた。
「政宗殿おおぉ、某の嫁御になってくだされえええぇぇぇ!!!」
「ゆきむらああぁぁ!」
「まさむねどのおおぉぉおおおぉぉぉ!!」
「ゆきむらああぁぁあああぁぁぁああぁ!!!」
「まさむねどのおおぉぉおおぉぉぉぉおおぉぉおぉ!!!!」
この後の保護者懇談会で、本当の愛を知ることのできるすばらしい授業だった、と謙信の国語は大絶賛されたという。
―――――
最後がグダグダ…。でも、書いてて楽しかった!
この出来事は政宗の幸せな出来事と忘れ去りたい出来事の両方に殿堂入りします。でも、幸村とはずっとラブラブなまま。
あー、最近、土日が忙しすぎて週末にパソコンをあまりいじっていない…。そして微妙に体調が悪いので平日も寝る時間が早い…ので、やっぱりパソコンをいじってない。むぅ…どうにかならんもんか。
今月中にもう一回くらい更新したいけど…やっぱり今週末も忙しいので(ついでにゴールデンウィークも忙しい)無理かなあ。
とりあえず、突発的に思い浮かんだ駄文を↓
現代/小学生/幼馴染/真田×伊達/ギャグ?/甘
今までで一番嬉しかったことを書いてください。
今日は小学校の授業参観の日で、国語の授業の課題は作文だった。そのテーマを聞かされて、伊達政宗は固まってしまった。
だって、思い浮かばないのだ。
何があるかな、と考えてもお母さんにぶたれたこととか、右目をなくしてしまった事故とか、政宗のお誕生日なのに忙しくてかまってくれないお父さんのことばっかり思い浮かぶ。今日だって、政宗のお父さんもお母さんも授業参観に来てくれない。
(どうしよう)
嬉しい気持ちって、どんなんだっけ?
だんだん悲しくなってきた政宗はうつむいて、目に涙を浮かべていた。
隣では幼馴染の真田幸村があれこれ言っている。
「やっぱり、御館様に稽古をしてもらったときであろうか」
「佐助の作ってくれた団子を食べるときであろうか」
「それとも、兄上に遊んでもらったとき」
「父上にほめていただいたときも、嬉しかった」
幸村には、数え切れないほど楽しい思い出がある。
どれが一番なのか、自分では決められない。そう思って、隣の席の大好きな幼馴染に相談しようとして、びっくりした。
「ま、まさむねどの…?」
「う…ぅ…」
ぼろぼろと大きな瞳から涙をこぼす政宗に、幸村はびっくりした。
政宗と幸村は同い年だけど、政宗はいつも幸村よりも大人びていてしっかりしていて、いろいろなことを知っていて頭もよかった。
幸村は政宗が大好きだった。だから、泣かないで欲しいと思った。でも、何で泣いているのかがわからないでおろおろしていたら政宗の名前だけしか書かれていない作文用紙が目に入った。
「先生殿!」
政宗の右手をぎゅうっと握り締めて突然立ち上がった幸村に、教室中のみんながびっくりして幸村を見た。
「先生殿、某、できましたぞ!」
自信満々に言うけれど、幸村の作文用紙にはまだ汚い字で名前が書かれているだけだ。
「では、はっぴょうしてください、ゆきむらくん」
謙信先生が優しい声で促す。
びっくりして涙がとまった政宗の、泣いたせいでぐしゃぐしゃの顔を見てにっこり満面の笑みを浮かべた幸村は大きな声で言った。
「某は、御館様に稽古をしてもらうのが大好きです。御館様は一番すごい人だからです。佐助が作ってくれた団子を食べるのも大好きです。某は団子が大好きで、佐助の団子が一番おいしいからです。兄上に遊んでもらうのも大好きです。兄上は某の知らない遊びをたくさん知っています。父上にほめてもらうのも大好きです。某は父上も大好きです。でも…」
幸村は、政宗の手を握った左手にぎゅっと力を込めて、今までよりももっと大きな声で言った。
「でも、某は、政宗殿と一緒に御館様に稽古をしてもらったらもっと楽しいし、佐助の作ってくれた団子も政宗殿と一緒に食べるのが一番おいしいし、兄上だけじゃなくって政宗殿と一緒に遊んだらもっと面白いし、父上にほめてもらうのと同じくらい政宗殿にほめてもらうと嬉しいです。だから、某は、政宗殿が好きです。大好きです。だから、某は、政宗殿と出会えたことが一番嬉しいです。政宗殿は某の一番です!!」
「とても、いいさくぶんですね。ゆきむらくん」
謙信先生は優しく笑いました。
授業参観に来ている幸村のお父さんや御館様もはっはっはと笑っています。政宗は嬉しくって、ぎゅうっと幸村の手を握り返して立ち上がりました。
「お、俺も!」
「俺も、幸村のことが好きです。大好きです。ゆきと一緒にいると嬉しいです。だから、俺も、幸村と会えたのが一番嬉しいです!!」
照れ屋で素直じゃない政宗が一生懸命伝えた言葉に幸村は嬉しくなって、思わず抱きついた。いつもなら暑い、だの邪魔、だの文句を言う政宗もぎゅうっと幸村を抱き返した。
「俺、知ってるぜ!」
突然立ち上がって叫んだ慶次に皆が注目する。皆の視線を浴びて慶次は少し誇らしげに言った。
「そういうの、そーしそーあいって言うんだ。そーしそーあいの二人は、結婚するんだよ!としとまつ姉ちゃんみたいに、ずっと一緒でずっと仲良しになるんだ!!な、とし?」
その言葉に授業参観に来ていた利家とまつが恥ずかしそうに笑う。
「そうだぞぉ、慶次!男なら、惚れた相手を幸せにしてやらなきゃならん!!」
「犬千代様、まつめは大変うれしゅうござります!」
「ゆ、幸村!」
じっと慶次の言葉を聴いていた政宗が不意に幸村を見た。
「政宗殿?」
「俺、ゆきと結婚する!ずっと、ゆきと一緒にいる!!」
政宗の言葉に驚いてぱちぱちと目を瞬かせていた幸村だったが、すぐに満面の笑みに変わり、ずっとつないでいた手はそのままにもう一方の手で政宗を抱きしめた。
「政宗殿おおぉ、某の嫁御になってくだされえええぇぇぇ!!!」
「ゆきむらああぁぁ!」
「まさむねどのおおぉぉおおおぉぉぉ!!」
「ゆきむらああぁぁあああぁぁぁああぁ!!!」
「まさむねどのおおぉぉおおぉぉぉぉおおぉぉおぉ!!!!」
この後の保護者懇談会で、本当の愛を知ることのできるすばらしい授業だった、と謙信の国語は大絶賛されたという。
―――――
最後がグダグダ…。でも、書いてて楽しかった!
この出来事は政宗の幸せな出来事と忘れ去りたい出来事の両方に殿堂入りします。でも、幸村とはずっとラブラブなまま。
PR
COMMENT
カレンダー
11 | 2024/12 | 01 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(12/10)
(08/20)
(07/24)
(06/25)
(05/01)
(04/28)
(04/17)
(04/15)
(03/05)
(03/04)
最新TB
プロフィール
HN:
静
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
読書、昼寝
自己紹介:
更新はまったり遅いですが、徒然なるままに日記やら突発でSSやら書いていく所存ですのでどうぞヨロシク。
ブログ内検索
最古記事
(06/17)
(06/18)
(06/19)
(06/29)
(07/01)
(07/02)
(07/03)
(07/04)
(07/08)
(07/09)