白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
Wed 18 , 23:40:38
2008/06
いろいろ語ってみる。
サナダテの場合、彼らのどちらかの(あるいは双方の)死、という形で決着がつくのですよ。
でも、こじゅまさの行き着くところってどこでしょう?
「It is~」を書きながら、ふと思いました。
いくさばで死に別れ、という道も当然あるけれどそれはなんていうか“違う”気がするんですよね。
死に別れじゃない道が、ちゃんとあるんですよこの二人には。
ともに生きてゆく道が、あるんです。
でも、その先がわからない。
だって、普通に考えるのなら政宗は跡継ぎを作らなくちゃいけなくて、小十郎はむしろそれを勧める立場なんですよね。でも、触れ合っちゃえばむしろ小十郎の方が独占欲強そうな気がするんですよ。家臣としての立場と、恋人としての立場。公私混同をせずにいられるのかな、って。
触れ合わなければ、最初から手を伸ばさなければ、きっと耐えることができると思う。こめかみから血が出そうなほどの我慢を自分に強いて、それでもそばにいることを望むと思う。
でも、触れてしまえばきっと耐えられない。自分だけのものに、したくなる。奥州の主としての政宗ではなく一人の青年としての政宗はそれを決して拒みたくないと思う。
だから、二人はきっとどこにもいけなくなる。
小十郎を愛人にして、それで満足できるような恋じゃない。独占して、独占されて、世界に二人きりになるような恋に走りそうになると思う。
だから、小十郎も政宗も最期まで生きて、そうして年をとって畳の上で死ぬような生涯を送った場合、二人がどんな関係でいられるのかがわからない。
同人として考えるのなら、跡継ぎとか無視しちゃえばいいんだろうけど、でも、それはそれで違和感が…。
政宗様は“国を想う”っていうのが第一にあって、小十郎は“政宗様を守る”っていうのが第一にあると思うから。だから、すべてを捨てて互いを求めることが、できない二人だと思う。
行き着く先の見えない二人だから、読むのは好きだけれど戦国の彼らを書くのはちょっと苦手です(パラレルなら対等な立場で愛し合うことができるから平気なんですけどね)
で、対照的なのがサナダテの場合ですかね。
彼らの場合は、死に別れ以外の結末を考えることのほうが難しい。
我慢できずに手を伸ばしあって、抱き合って、それでもいくさばで互いに刃を向けて、いとしいいとしいと心で叫びながら殺しあう。
苦悩や葛藤があっても彼らは譲れないものがあるから逃げられないんですよね。
もちろん、死に別れ以外の道も好きです。むしろ、好きなキャラには幸せになって欲しいのでそっちの道を選んで欲しいんですけどね。
でも、彼らが彼らであるのなら、互いの命をかけた一騎打ちを望むだろうし、その結果として命を落とすことも覚悟の上だと思うのですよ。その場合、勝者が敗者に情けをかける、つまり、とどめをささないということは最低の侮辱であり、誇りを穢す行為でしかないと思うんですよね。だから、一番、彼ららしい結末というのは“死に別れ”なのではないか、と考えてしまいます…。
というわけで、彼らを彼ららしく書くのであれば戦国ですし、幸福な彼らを書きたいのであればパラレルを選ぶ、という方法が手っ取り早いのですね。
あ、番外編で女体化、という逃げ道もありますし、私は女体化好きなので、いつか政宗様がおなごの話も書くつもりです。
サナダテの場合、彼らのどちらかの(あるいは双方の)死、という形で決着がつくのですよ。
でも、こじゅまさの行き着くところってどこでしょう?
「It is~」を書きながら、ふと思いました。
いくさばで死に別れ、という道も当然あるけれどそれはなんていうか“違う”気がするんですよね。
死に別れじゃない道が、ちゃんとあるんですよこの二人には。
ともに生きてゆく道が、あるんです。
でも、その先がわからない。
だって、普通に考えるのなら政宗は跡継ぎを作らなくちゃいけなくて、小十郎はむしろそれを勧める立場なんですよね。でも、触れ合っちゃえばむしろ小十郎の方が独占欲強そうな気がするんですよ。家臣としての立場と、恋人としての立場。公私混同をせずにいられるのかな、って。
触れ合わなければ、最初から手を伸ばさなければ、きっと耐えることができると思う。こめかみから血が出そうなほどの我慢を自分に強いて、それでもそばにいることを望むと思う。
でも、触れてしまえばきっと耐えられない。自分だけのものに、したくなる。奥州の主としての政宗ではなく一人の青年としての政宗はそれを決して拒みたくないと思う。
だから、二人はきっとどこにもいけなくなる。
小十郎を愛人にして、それで満足できるような恋じゃない。独占して、独占されて、世界に二人きりになるような恋に走りそうになると思う。
だから、小十郎も政宗も最期まで生きて、そうして年をとって畳の上で死ぬような生涯を送った場合、二人がどんな関係でいられるのかがわからない。
同人として考えるのなら、跡継ぎとか無視しちゃえばいいんだろうけど、でも、それはそれで違和感が…。
政宗様は“国を想う”っていうのが第一にあって、小十郎は“政宗様を守る”っていうのが第一にあると思うから。だから、すべてを捨てて互いを求めることが、できない二人だと思う。
行き着く先の見えない二人だから、読むのは好きだけれど戦国の彼らを書くのはちょっと苦手です(パラレルなら対等な立場で愛し合うことができるから平気なんですけどね)
で、対照的なのがサナダテの場合ですかね。
彼らの場合は、死に別れ以外の結末を考えることのほうが難しい。
我慢できずに手を伸ばしあって、抱き合って、それでもいくさばで互いに刃を向けて、いとしいいとしいと心で叫びながら殺しあう。
苦悩や葛藤があっても彼らは譲れないものがあるから逃げられないんですよね。
もちろん、死に別れ以外の道も好きです。むしろ、好きなキャラには幸せになって欲しいのでそっちの道を選んで欲しいんですけどね。
でも、彼らが彼らであるのなら、互いの命をかけた一騎打ちを望むだろうし、その結果として命を落とすことも覚悟の上だと思うのですよ。その場合、勝者が敗者に情けをかける、つまり、とどめをささないということは最低の侮辱であり、誇りを穢す行為でしかないと思うんですよね。だから、一番、彼ららしい結末というのは“死に別れ”なのではないか、と考えてしまいます…。
というわけで、彼らを彼ららしく書くのであれば戦国ですし、幸福な彼らを書きたいのであればパラレルを選ぶ、という方法が手っ取り早いのですね。
あ、番外編で女体化、という逃げ道もありますし、私は女体化好きなので、いつか政宗様がおなごの話も書くつもりです。
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