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白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
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Wed 16 , 23:45:29
2008/07
暑さに負けず、サナダテについて熱く語ってみようと思います。

9日の日記に書いたようなちょっと黒い真田×乙女な筆頭も大好きなのですが、今回はかわいい真田×かっこいい筆頭について語ってみませう。



筆頭はかなり若くして家督を継いで、多分回りは年上ばっかりだったと思う。だから、ひとつ年下の従兄弟である成実とはかなり親密だったんじゃないかな?年上の連中ばっかりで張っていた気が緩むというかなんと言うか。
本当の自分を見せることができる相手、っていうのが母親との確執もあってかなり少なかったと思う。それこそ、伊達三傑くらいかな。
殿様だから、友達、と呼べる相手もいなかったと思う。

だから余計に、真田幸村に惹かれたと思う。
同年代で、しかも敵で、出会うのは戦場だから対等な立場で、同じだけの実力を持った相手。
すごくすごく惹かれて、鮮烈に心に焼き付いて。

それなのに、戦場ではない場所で出会えば初心というか単純というかお子様というか…筆頭が捨てざるを得なかったものをたくさん持っていて。だから、ねたましくてでもどうしようもなく惹かれて、欲しくて、でもどう手を伸ばせばいいのかわからなくて、まっすぐな視線が苦しくて、無理やり“年上”の余裕を取り繕ってごまかすしかできなくて。
まっすぐで、迷いがなくて、子どものような無邪気な笑みを浮かべることのできる真田をずるい、と思った。
でも、それ以上に、その笑顔がいとおしかった。
(あんたは、笑っていればいい。ずっとずっと、これからも)


「あんたは犬みたいだなぁ、真田幸村」
「某、犬ではございませぬ」
「じゃあ、ガキみたいだ」
「ガキでもありませぬ!そなたと、たった二つしか違わぬではないか!!」
「Ha、そうやってすぐにムキになるところがガキだっていうんだ」
You see?


余裕たっぷりに笑って頭を撫でる伊達がもどかしくて、戦場でのように対等に見て欲しくて、その手が心地いいのに認めることができない。
戦うことしか知らない自分に比べてその人は何でもすることができて、たった二つの年の差はかくも大きいものなのかともどかしく思い、自分を情けなく思う。
きれいな人だと思った。
かっこいい人だと思った。
自分の生き方に誇りを持つことのできる人だと思った。
御館様のために命をかける自分を否定するつもりは無い。むしろ、誇りにすら思う。けれど、自分に差し出された配下の命を負い、奪った命の重さを受け入れ、そうして国のために刀を振るうことのできるその人を、何よりも、格好いいと思った。
なんと、潔い生き方なのかと。
(ああ、まさにそなたは竜だ。何にも頭を垂れることを潔しとしない、誇り高く美しい竜だ)
憧れのような感情を、抱かずにはいられない。


…って、あれ?
かわいい真田とかっこいい筆頭はどこに行った…。
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