白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
Wed 15 , 23:48:18
2009/04
今週末には何かを更新できればいいなあ、と考えています。
候補その一
佐助と政宗のお話。戦国時代。
一応notカップリングだけどサスダテ(あるいはダテサス?)、サナダテ、こじゅまさ、幸村←佐助に見えるかもしれません。
候補その二
サナダテ。現代。学生。転生。
珍しく真田視点でサナ→ダテ。でも片思いっぽくはない…と思うのでやっぱりサナダテです。転生して現代でまた出会った二人で、お互いに前世の記憶があります。くっついていないけど甘いと思います。
候補その三
サナダテ。現代。学生。
「君が好きなのさ」の小ネタ。sssくらい。黒真田というか確信犯真田というか…。とりあえず伊達が異常に乙女です。
候補その四
サナダテ。現代。学生。転生。
「Go!」の続き。そういえば、一話目をアップしてから一回も更新していない気が…(汗)。ついでに設定をいじる…かもしれません。
で、候補にあげるくらいなら全部一気に更新しろよ、という話なのですが。それは私の気力が足りない気がするので、この中から一個か二個くらい更新できたらいいなあ、と。目標は今月中に四つともアップすることです。目標はあくまで目標であり、予定は未定です。
それにしても、現代設定ばっかりだなあ。
候補その一
佐助と政宗のお話。戦国時代。
一応notカップリングだけどサスダテ(あるいはダテサス?)、サナダテ、こじゅまさ、幸村←佐助に見えるかもしれません。
候補その二
サナダテ。現代。学生。転生。
珍しく真田視点でサナ→ダテ。でも片思いっぽくはない…と思うのでやっぱりサナダテです。転生して現代でまた出会った二人で、お互いに前世の記憶があります。くっついていないけど甘いと思います。
候補その三
サナダテ。現代。学生。
「君が好きなのさ」の小ネタ。sssくらい。黒真田というか確信犯真田というか…。とりあえず伊達が異常に乙女です。
候補その四
サナダテ。現代。学生。転生。
「Go!」の続き。そういえば、一話目をアップしてから一回も更新していない気が…(汗)。ついでに設定をいじる…かもしれません。
で、候補にあげるくらいなら全部一気に更新しろよ、という話なのですが。それは私の気力が足りない気がするので、この中から一個か二個くらい更新できたらいいなあ、と。目標は今月中に四つともアップすることです。目標はあくまで目標であり、予定は未定です。
それにしても、現代設定ばっかりだなあ。
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Tue 14 , 09:38:48
2009/04
もともと、攻←受よりも攻→受のほうが好きです。受は攻に溺愛されていればいいと思っています。
それでですね、すでにアップしてある自分の作品を読み返して見ますと伊達視点が圧倒的に多くて真田視点のものは真田・伊達両視点で書いたものぐらいしかないんですよ。あとは、視点ごちゃまぜのものとか。で、伊達視点で書くともちろん伊達の心情描写が多くなり、結果として真田←伊達っぽくなってしまうわけなのです。うちの伊達は真田のことを好きすぎて困ります。真田は勝ち組ですね。
で、伊達視点が多いことに関しましては意識してそうなったわけではなく、まったくの無意識で結果としてこうなったわけなのですが。思いますに、普段から伊達のことばかりを考えて伊達を溺愛しているからつい伊達視点を書いちゃうんですね。伊達のことはたくさん考えて自分の中で「こう」というイメージがあるんですが、考えてみれば私の考える真田は「伊達から見た」真田なんですよ。
以下は私設定なのですが…
伊達にとって大きな分岐点として右目を失ったことがあげられます。そこから母の愛を失い、反して父からの愛はますます大きくなりました。しかし数年後に父を殺さなければならない状況に追い込まれ、おそらくは「奥州王」として、殺します。そして輝宗の息子として、彼自身として、深く傷つくと同時に母との確執が決定的なものにもなったでしょう。
それからは以前以上に「奥州王」として。自分の居場所を守るためにも、父を殺した自分を正当化するためにも、「奥州筆頭」であり続けることに固執します。けれど彼の中には「奥州筆頭」とは別に「政宗」という個の存在があり、彼の中ではその両者はまったくの別物なのです。「奥州筆頭」としての自分は認めることができるけれど本来であるはずの「政宗」のことは好んでいないというか、母や小次郎につく人々から否定され続け、いつの間にか自分でも自分を否定する傾向があります。
だからこそ、政宗は裏表がなくよくも悪くも純粋な真田に惹かれたのでしょう。屈託なく笑う幸村は政宗の「憧れ」そのものであり、「なりたかった自分」でもありました。感情のままに怒り笑い、素直に自分の気持ちを言葉にでき、誰からも愛される存在。無邪気な子ども。
政宗が幸村を想う気持ちの中には羨望や嫉妬がまじっていて、…つまり、政宗は劣等感の塊なんです。
普段は抑えていたものが、真田に惹かれ近づき知るうちにどんどん暴かれていって、「奥州筆頭」と「政宗」の境が曖昧になっていくことに恐怖を覚え、逃げたい衝動にかられるけれどでもそれ以上に失うことが怖い。
結局、どんなにあがき苦しんだとしても、政宗には、幸村が必要なんです。
それはおそらく、幸村が政宗を求める気持ちよりは佐助が幸村を必要とする想いに近いものだと思います。
さて、朝から長々と語ってしまいました。しかも暗い!というか、あれですね。ここで延々と書くよりも文章でそれを表現しろという話です。
いつかこんな感じで長いお話を書けたらいいなあ、と思います。あくまで予定は未定です。
それでですね、すでにアップしてある自分の作品を読み返して見ますと伊達視点が圧倒的に多くて真田視点のものは真田・伊達両視点で書いたものぐらいしかないんですよ。あとは、視点ごちゃまぜのものとか。で、伊達視点で書くともちろん伊達の心情描写が多くなり、結果として真田←伊達っぽくなってしまうわけなのです。うちの伊達は真田のことを好きすぎて困ります。真田は勝ち組ですね。
で、伊達視点が多いことに関しましては意識してそうなったわけではなく、まったくの無意識で結果としてこうなったわけなのですが。思いますに、普段から伊達のことばかりを考えて伊達を溺愛しているからつい伊達視点を書いちゃうんですね。伊達のことはたくさん考えて自分の中で「こう」というイメージがあるんですが、考えてみれば私の考える真田は「伊達から見た」真田なんですよ。
以下は私設定なのですが…
伊達にとって大きな分岐点として右目を失ったことがあげられます。そこから母の愛を失い、反して父からの愛はますます大きくなりました。しかし数年後に父を殺さなければならない状況に追い込まれ、おそらくは「奥州王」として、殺します。そして輝宗の息子として、彼自身として、深く傷つくと同時に母との確執が決定的なものにもなったでしょう。
それからは以前以上に「奥州王」として。自分の居場所を守るためにも、父を殺した自分を正当化するためにも、「奥州筆頭」であり続けることに固執します。けれど彼の中には「奥州筆頭」とは別に「政宗」という個の存在があり、彼の中ではその両者はまったくの別物なのです。「奥州筆頭」としての自分は認めることができるけれど本来であるはずの「政宗」のことは好んでいないというか、母や小次郎につく人々から否定され続け、いつの間にか自分でも自分を否定する傾向があります。
だからこそ、政宗は裏表がなくよくも悪くも純粋な真田に惹かれたのでしょう。屈託なく笑う幸村は政宗の「憧れ」そのものであり、「なりたかった自分」でもありました。感情のままに怒り笑い、素直に自分の気持ちを言葉にでき、誰からも愛される存在。無邪気な子ども。
政宗が幸村を想う気持ちの中には羨望や嫉妬がまじっていて、…つまり、政宗は劣等感の塊なんです。
普段は抑えていたものが、真田に惹かれ近づき知るうちにどんどん暴かれていって、「奥州筆頭」と「政宗」の境が曖昧になっていくことに恐怖を覚え、逃げたい衝動にかられるけれどでもそれ以上に失うことが怖い。
結局、どんなにあがき苦しんだとしても、政宗には、幸村が必要なんです。
それはおそらく、幸村が政宗を求める気持ちよりは佐助が幸村を必要とする想いに近いものだと思います。
さて、朝から長々と語ってしまいました。しかも暗い!というか、あれですね。ここで延々と書くよりも文章でそれを表現しろという話です。
いつかこんな感じで長いお話を書けたらいいなあ、と思います。あくまで予定は未定です。
Mon 13 , 23:49:28
2009/04
・チカ+ダテ(チカ→ダテ)
・サナダテ出会い数日後
・サナ→←ダテ前提
面白い男を見つけた。
開口一番、独眼竜はそう言った。見たこともないような表情で。
「武田の赤いの、知ってるか?真田幸村っつーやつなんだけどよ」
そう強くもない酒を楽しみながら上機嫌で政宗は笑った。
「あー、甲斐の虎和子だろ?知ってるぜ」
「あいつ、すげえ面白いな。ギラギラした目で俺をにらんでよ、数合打ち合ったら嬉しそうに笑ってなぁ」
酒が入っている、ということもあるだろうが普段の倍は饒舌になっている。へそまがりが信条でいつもなら素直に表情を出そうとしないというのに、今日はニコニコと嬉しそうだ。すでに振られたとは言え、惚れた相手が嬉しそうに笑っているのは俺としてももちろん嬉しい。だらしなく緩んだ口元は政宗を年相応、ひょっとしたらそれよりも幼くみせていて、惚れた欲目かもしれないがやたらかわいらしい。
(けどよぉ)
ばれないようにこっそりとため息をつく。
ほかの男についての話を延々と聞かされる俺の身にもなって欲しいというものだ。しかもついぞ見たことのない極上の笑顔のおまけまでついて。
「なあ、元親」
「あー?」
「俺、見つけたぜ」
何を言いたいのかはすぐにわかった。
「形振り構わずに、夢中になれるもの。奥州王としてではなく、俺自身が全部の理屈をすっ飛ばしてただ欲しいと思えるもの」
「…」
「見つけた。“俺”の心を振るわせるもの」
ひとつきりの独眼が鋭い光を放つ。けれど、その緩んだ口端が喜びを如実にあらわしている。
「俺は、あいつが欲しい」
(俺に言うかよ、それを)
今度はこっそりではなく堂々と嘆息し、それからひょいと手を伸ばしてぽんぽんと頭をなぜてやった。
「よかったな」
政宗はきょとんとした表情をした後にふわりと笑った。
(あ、これ)
これは、あの男―真田幸村に向けられたものではなく、俺に向けられたものだ。長宗我部元親に向けられたものだ。純粋な、笑顔。
それだけで気分の良くなる自分に苦笑する。
だが、考えてみれば政宗が笑顔を惜しみなく振りまいてくれるのも、真田への心情を吐露するのも、俺を信頼してくれているからこそなのだろう。
独眼竜の異名を持つくせに猫のように気まぐれな政宗が俺になついてくれているから、なのだろう。
そう思えばかわいらしいものだ。
「よし!」
一気に上機嫌になった俺はそのままわしゃわしゃと政宗の髪をかき乱すように撫で回して、それから笑って酒を満たした。
「政宗の初恋と俺たちの友情に乾杯!」
政宗が恋じゃないとわめいているのはこの際無視することにする。
・サナダテ出会い数日後
・サナ→←ダテ前提
面白い男を見つけた。
開口一番、独眼竜はそう言った。見たこともないような表情で。
「武田の赤いの、知ってるか?真田幸村っつーやつなんだけどよ」
そう強くもない酒を楽しみながら上機嫌で政宗は笑った。
「あー、甲斐の虎和子だろ?知ってるぜ」
「あいつ、すげえ面白いな。ギラギラした目で俺をにらんでよ、数合打ち合ったら嬉しそうに笑ってなぁ」
酒が入っている、ということもあるだろうが普段の倍は饒舌になっている。へそまがりが信条でいつもなら素直に表情を出そうとしないというのに、今日はニコニコと嬉しそうだ。すでに振られたとは言え、惚れた相手が嬉しそうに笑っているのは俺としてももちろん嬉しい。だらしなく緩んだ口元は政宗を年相応、ひょっとしたらそれよりも幼くみせていて、惚れた欲目かもしれないがやたらかわいらしい。
(けどよぉ)
ばれないようにこっそりとため息をつく。
ほかの男についての話を延々と聞かされる俺の身にもなって欲しいというものだ。しかもついぞ見たことのない極上の笑顔のおまけまでついて。
「なあ、元親」
「あー?」
「俺、見つけたぜ」
何を言いたいのかはすぐにわかった。
「形振り構わずに、夢中になれるもの。奥州王としてではなく、俺自身が全部の理屈をすっ飛ばしてただ欲しいと思えるもの」
「…」
「見つけた。“俺”の心を振るわせるもの」
ひとつきりの独眼が鋭い光を放つ。けれど、その緩んだ口端が喜びを如実にあらわしている。
「俺は、あいつが欲しい」
(俺に言うかよ、それを)
今度はこっそりではなく堂々と嘆息し、それからひょいと手を伸ばしてぽんぽんと頭をなぜてやった。
「よかったな」
政宗はきょとんとした表情をした後にふわりと笑った。
(あ、これ)
これは、あの男―真田幸村に向けられたものではなく、俺に向けられたものだ。長宗我部元親に向けられたものだ。純粋な、笑顔。
それだけで気分の良くなる自分に苦笑する。
だが、考えてみれば政宗が笑顔を惜しみなく振りまいてくれるのも、真田への心情を吐露するのも、俺を信頼してくれているからこそなのだろう。
独眼竜の異名を持つくせに猫のように気まぐれな政宗が俺になついてくれているから、なのだろう。
そう思えばかわいらしいものだ。
「よし!」
一気に上機嫌になった俺はそのままわしゃわしゃと政宗の髪をかき乱すように撫で回して、それから笑って酒を満たした。
「政宗の初恋と俺たちの友情に乾杯!」
政宗が恋じゃないとわめいているのはこの際無視することにする。
Mon 13 , 22:35:03
2009/04
妄想はいつだって絶好調です。
というわけで、居眠り防止のためにがりがりとお話書いてました。
シリアスに始まり甘々で終わる小十郎×政宗のお話です。微妙に死ネタを含みます。いや、微妙じゃないか…?現代転生物になるはずなので、まあ、仕方ないです。苦手な方はご注意をー…って、まだ書き上げてないからアップできないのですが。
で、もう一個書きかけというか、一応書き上げて手直しを加えるだけのものがありまして、そっちは佐助+政宗のお話です。一応notカップリング。本編はシリアスめで、オマケがギャグ。昨日友人と語った「佐助は幸村がいないと生きていけないよね」という話から脳内妄想が育っていき、このような結果になりました的なお話です。まあ、出来上がってみて結論としては私は伊達が好きすぎるというわかりきった事実を再確認しただけのことでした。そして、佐助が受け受けしいかも…。
あ、そういえばSD-SEARCH様に登録いたしました。昨日、申請したばっかりなのにさっき確認したらもう登録完了してた!お早いお仕事、ありがとうございます。これからもがんばってサナダテへの萌えを文章にしていきたいと思います。変態真田や黒真田にも挑戦してみたい!
というわけで、居眠り防止のためにがりがりとお話書いてました。
シリアスに始まり甘々で終わる小十郎×政宗のお話です。微妙に死ネタを含みます。いや、微妙じゃないか…?現代転生物になるはずなので、まあ、仕方ないです。苦手な方はご注意をー…って、まだ書き上げてないからアップできないのですが。
で、もう一個書きかけというか、一応書き上げて手直しを加えるだけのものがありまして、そっちは佐助+政宗のお話です。一応notカップリング。本編はシリアスめで、オマケがギャグ。昨日友人と語った「佐助は幸村がいないと生きていけないよね」という話から脳内妄想が育っていき、このような結果になりました的なお話です。まあ、出来上がってみて結論としては私は伊達が好きすぎるというわかりきった事実を再確認しただけのことでした。そして、佐助が受け受けしいかも…。
あ、そういえばSD-SEARCH様に登録いたしました。昨日、申請したばっかりなのにさっき確認したらもう登録完了してた!お早いお仕事、ありがとうございます。これからもがんばってサナダテへの萌えを文章にしていきたいと思います。変態真田や黒真田にも挑戦してみたい!
Sun 12 , 22:47:35
2009/04
戦国にさなだてを一つ。
戦場で会いましょう(さなだて)
この筆頭は真田のことをかなり気に入ってますね。
恋愛感情なのかはたまた弟感覚なのか。そこが問題ですが。
恋愛感情の場合は…うーん、これなら誘い受けあるいは襲い受けもいけるかもしれませんが、この幸村も押せ押せな感じなんで、やっぱり乙女筆頭で終わる気が…。年上ぶって余裕ぶっこいてみせて、気がついたらどうしようもない感じに押し倒されてたらいいと思います。なんだかんだで政宗は幸村には甘いので、「なんでこんなことになったんだ…」とか思いながらも真田の背に腕を回して、腹いせに爪あとの一つや二つ残すくらいでいいんではないでしょうか。
弟感覚の場合は、ですね。西洋式挨拶のつもりで接吻したのに幸村がそれで恋の自覚をしてしまって、この合戦のあとに生きてたら幸村は政宗に告白をするので「何言ってんだよアンタ」って感じになって幸村が不憫…と思いきやそれがきっかけで政宗も幸村を意識するようになって、中学生のような初々しさを見せてくれると思います。あ、こっちの路線の方が政宗が乙女かも。
どっちにしろ甘々な二人になれそうですね、この場合なら。で、ラブラブになって佐助に思う存分迷惑をかければいいと思います。政宗を幸村にとられた小十郎(父親ポジション)の八つ当たりも佐助に行けばいいと思います。不憫、佐助!そんな佐助に明るい明日はあるのだろうか!?
まあ、結論としては乙女筆頭受けて参る!でいいんじゃないでしょうか。
戦場で会いましょう(さなだて)
この筆頭は真田のことをかなり気に入ってますね。
恋愛感情なのかはたまた弟感覚なのか。そこが問題ですが。
恋愛感情の場合は…うーん、これなら誘い受けあるいは襲い受けもいけるかもしれませんが、この幸村も押せ押せな感じなんで、やっぱり乙女筆頭で終わる気が…。年上ぶって余裕ぶっこいてみせて、気がついたらどうしようもない感じに押し倒されてたらいいと思います。なんだかんだで政宗は幸村には甘いので、「なんでこんなことになったんだ…」とか思いながらも真田の背に腕を回して、腹いせに爪あとの一つや二つ残すくらいでいいんではないでしょうか。
弟感覚の場合は、ですね。西洋式挨拶のつもりで接吻したのに幸村がそれで恋の自覚をしてしまって、この合戦のあとに生きてたら幸村は政宗に告白をするので「何言ってんだよアンタ」って感じになって幸村が不憫…と思いきやそれがきっかけで政宗も幸村を意識するようになって、中学生のような初々しさを見せてくれると思います。あ、こっちの路線の方が政宗が乙女かも。
どっちにしろ甘々な二人になれそうですね、この場合なら。で、ラブラブになって佐助に思う存分迷惑をかければいいと思います。政宗を幸村にとられた小十郎(父親ポジション)の八つ当たりも佐助に行けばいいと思います。不憫、佐助!そんな佐助に明るい明日はあるのだろうか!?
まあ、結論としては乙女筆頭受けて参る!でいいんじゃないでしょうか。
Sun 12 , 22:01:20
2009/04
最近、紅茶をよく飲みます。夜、風呂に入った後なんかに紅茶を飲みながら本を読んだりDVDを見たりするんです。ミルクティーをいれるときは鍋で煮出して、その場合はティーバックを使う。ストレートで飲むときはちゃんと茶葉でいれる。少しずつ少しずつ飲むので、ティーポットに残っているぶんがさめにくいように、ティーコジーも作りました。
紅茶だけではなくコーヒーも好きですが、コーヒーを飲むのは主に朝ごはんの時です。カフェオレならインスタントで、ブラックならちゃんとドリップしていれます。
自転車で20分くらいのところにある図書館に行って本を借りてきます。一番近い図書館はすごく小さくて本が全然ないので、そっちまで行きます。近いほうの図書館は通り道にあるのでよりやすいのですが、最近行く図書館は普段行かない方面なの行くのが少しめんどくさいですが、本を買うお金とおいておく場所がないので図書館に行って本を数冊借りてきて、読んでいます。
音楽を聴きます。最近またクラシックの周期になっていて、部屋で何かをするときにBGMとして流していたりします。オーケストラやオペラだったり、ピアノだったりと好きなものを適当に流しています。
DVDを見ます。自分のところにあるDVDも見ますが、最近実家からDVDを数枚借りました。5枚借りたうちの2枚しかまだ見ていませんが、そのうちのひとつ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」が好きです。オペラは以前、実家に戻ったときに「椿姫」も見ましたがやっぱり面白いですね。「椿姫」なら「乾杯の歌」が好きです。どちらも有名な曲で、だからこそ耳に馴染みやすくて気に入りやすいのでしょうか。
桜を見に行きます。学校も、学校の近くにも桜の見事に咲く場所があり、ただ学校に行くだけでもお花見気分を味わえますが、最近「南禅寺」「永観堂」「金地院」「平安神宮」「醍醐寺」に行きました。南禅寺は三門に上って「絶景かな、絶景かな!」とやってきました。流石に屋根には上れませんけど。平安神宮は夜桜が本当に見事でした。南神苑は背の高い枝垂れ桜がたくさんあり、空を見上げると桜の屋根を楽しめました。東神苑では大きな池に映る紅枝垂れを見ました。とても天気のいい日で、まん丸のお月様も出ていて、花見と同時に月見も楽しめる最高の贅沢でした。醍醐寺は豊太閤花見行列を見て、まさに醍醐の花見を楽しみました。
我ながらなかなかに文化的かつ優雅な暮らしぶりだと思わないでもありません。けれど、友人と久しぶりに思い切りBASARA語りをいたしまして、私の原点はやっぱりこっちだな、と思いました。
要するに、「伊達かわいい!」などと言っているほうが自分らしい、ということです。
あ、でも音楽が好きだったり絵画が好きだったり、というのも私の性質ではあります。ただ、どちらの比重が高いか、という話で。残念なことに妄想の占める割合が非常に高い、という話です。
ああ、楽しかった!また思う存分語りたいものです。
紅茶だけではなくコーヒーも好きですが、コーヒーを飲むのは主に朝ごはんの時です。カフェオレならインスタントで、ブラックならちゃんとドリップしていれます。
自転車で20分くらいのところにある図書館に行って本を借りてきます。一番近い図書館はすごく小さくて本が全然ないので、そっちまで行きます。近いほうの図書館は通り道にあるのでよりやすいのですが、最近行く図書館は普段行かない方面なの行くのが少しめんどくさいですが、本を買うお金とおいておく場所がないので図書館に行って本を数冊借りてきて、読んでいます。
音楽を聴きます。最近またクラシックの周期になっていて、部屋で何かをするときにBGMとして流していたりします。オーケストラやオペラだったり、ピアノだったりと好きなものを適当に流しています。
DVDを見ます。自分のところにあるDVDも見ますが、最近実家からDVDを数枚借りました。5枚借りたうちの2枚しかまだ見ていませんが、そのうちのひとつ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」が好きです。オペラは以前、実家に戻ったときに「椿姫」も見ましたがやっぱり面白いですね。「椿姫」なら「乾杯の歌」が好きです。どちらも有名な曲で、だからこそ耳に馴染みやすくて気に入りやすいのでしょうか。
桜を見に行きます。学校も、学校の近くにも桜の見事に咲く場所があり、ただ学校に行くだけでもお花見気分を味わえますが、最近「南禅寺」「永観堂」「金地院」「平安神宮」「醍醐寺」に行きました。南禅寺は三門に上って「絶景かな、絶景かな!」とやってきました。流石に屋根には上れませんけど。平安神宮は夜桜が本当に見事でした。南神苑は背の高い枝垂れ桜がたくさんあり、空を見上げると桜の屋根を楽しめました。東神苑では大きな池に映る紅枝垂れを見ました。とても天気のいい日で、まん丸のお月様も出ていて、花見と同時に月見も楽しめる最高の贅沢でした。醍醐寺は豊太閤花見行列を見て、まさに醍醐の花見を楽しみました。
我ながらなかなかに文化的かつ優雅な暮らしぶりだと思わないでもありません。けれど、友人と久しぶりに思い切りBASARA語りをいたしまして、私の原点はやっぱりこっちだな、と思いました。
要するに、「伊達かわいい!」などと言っているほうが自分らしい、ということです。
あ、でも音楽が好きだったり絵画が好きだったり、というのも私の性質ではあります。ただ、どちらの比重が高いか、という話で。残念なことに妄想の占める割合が非常に高い、という話です。
ああ、楽しかった!また思う存分語りたいものです。
Tue 07 , 21:47:31
2009/04
桜の季節ですね。
近所に桜がすごくきれいな場所がたくさんあるんですよ。わざわざお花見に行かなくても自転車ですーっと通るだけでもうお花見気分。…というか、花見客が多くってわざわざ行く気にならない、っていうのはあります。そして友達は「花粉症だから」と言って花見に付き合ってくれない…。ま、私自身それなりに忙しくってそれどころじゃない、っていうのもありますけどね。
この季節になると「勧酒」の邦訳版がやたら頭に浮かびます。
コノサカズキを受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ
花ニ嵐ノタトヘモアルゾ サヨナラダケガ人生ダ
むしろ、「勧酒」よりもこっちの方が有名な気が。…というか、これでひとつの詩として完成されているように思えます。だから、これだけで有名になってるんでしょうかね。井伏さんってすごい。
あとは…そうですね、桜が散っていくさまを見ると
久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
なんて思います。特に、今日はそうでした。
今日は諸事情により一本の桜の木の近くに一日中いたんですが、その桜は盛りが昨日くらいで、今日は風に吹かれてたくさんの花弁を散らしていました。
のどかな日に、咲いたばかりの花がさらさらと流されていく様は美しくもあり哀しくもあり、その儚さこそが桜の美しさの源なのかもしれない、とぼんやり考えます。
近所に桜がすごくきれいな場所がたくさんあるんですよ。わざわざお花見に行かなくても自転車ですーっと通るだけでもうお花見気分。…というか、花見客が多くってわざわざ行く気にならない、っていうのはあります。そして友達は「花粉症だから」と言って花見に付き合ってくれない…。ま、私自身それなりに忙しくってそれどころじゃない、っていうのもありますけどね。
この季節になると「勧酒」の邦訳版がやたら頭に浮かびます。
コノサカズキを受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ
花ニ嵐ノタトヘモアルゾ サヨナラダケガ人生ダ
むしろ、「勧酒」よりもこっちの方が有名な気が。…というか、これでひとつの詩として完成されているように思えます。だから、これだけで有名になってるんでしょうかね。井伏さんってすごい。
あとは…そうですね、桜が散っていくさまを見ると
久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
なんて思います。特に、今日はそうでした。
今日は諸事情により一本の桜の木の近くに一日中いたんですが、その桜は盛りが昨日くらいで、今日は風に吹かれてたくさんの花弁を散らしていました。
のどかな日に、咲いたばかりの花がさらさらと流されていく様は美しくもあり哀しくもあり、その儚さこそが桜の美しさの源なのかもしれない、とぼんやり考えます。
Fri 03 , 09:46:21
2009/04
伊達政宗(無双)が泣いています。
真田幸村の場合
「政宗…様?なぜ泣いていらっしゃるのですか?よろしければ、この幸村に話してくださいませぬか?」
泣いている政宗に戸惑って、でも何か力になりたくて慰めたくて、そっとささやきかけるように話しかけ、政宗が落ち着くまでそばにいる。
直江兼続の場合
「むむ、山犬!なぜ泣いているのだ?さあ、この私に相談するがいい!!…おまえの元気がないとこっちまで調子が狂うではないか」
いつもの調子で話しかけようとするけど、やっぱり心配で。でもそれをはっきりと言うのは少し気恥ずかしくて。「どっかいけ!…一人にしてくれ」とか言われても「今のおまえを一人にするわけにはいかん」って言って背中から抱きしめるか、あるいは背中合わせに座り込んで政宗がたまに漏らす言葉をしっかり受け止めて聴いてあげて、政宗が落ち着いていつものように減らず口をたたくようになったら「やっぱり山犬は元気なのが一番だな!」ってすごくきれいな笑顔で言うから政宗もふっと力が抜けて思わず笑っちゃう。(長いな。…これも愛のなせる業!)
石田三成の場合
「…伊達」
「…」
「その見苦しい顔をさっさとどうにかしろ」
「わ、わる…かった、な…!わしとて、す、好きで…こん、な…」
「(しまった)いや、そうではなく…。その…、わ、私は…おまえの泣き顔など、見たくないのだよ」
心配してるし慰めたいんだけど口下手なのが災いして思いっきり伊達を傷つけます。しかし、その後にしどろもどろに言い募った言葉がすっごい気障だったりして、きゅんとさせます。
「…早く、いつもの貴様に戻れ」
強引に涙をぬぐって抱き寄せる。
島左近の場合
「おやおや、伊達のお殿さんじゃないか。どうして泣いてるんですか。この左近でよければ聞きますよ」
頼れる兄貴分、って感じで根気強く伊達のぽつりぽつりともらす言葉をきく。手ぬぐいでそっと涙をぬぐってやりながら、ぽんぽんと頭を撫でてあげる。
斎賀孫市の場合
「おいおい、政宗ぇ、どうしたんだよ…泣くなって、ほら、な?」
ぎゅっと抱き寄せて背中をぽんぽんとたたいてあげて、泣くなっていいながらもその優しさで「泣いていいんだ」って教えてあげる。政宗が泣き止むまで、ずっとそうやってそばにいる。無理に何があったのか聞き出したりなんかしないで、政宗のすべてを肯定するように、ただそばにいる。
「お、やっと笑ったな」
前田慶次の場合
「なんだい、伊達の殿さんは泣いてんのかい。あー…こんなところにいるから余計に気分が沈むんだ。いっちょ俺と出かけようか」
泣いている政宗を強引に連れ出して松風に乗せて遠乗りに行く。最初はびっくりして、でも徐々に慶次の強引さ、強引な優しさがうれしくて気がついたら慶次と一緒に笑っている。
「お、ないた烏がもう笑った、ってやつだな」
真田幸村の場合
「政宗…様?なぜ泣いていらっしゃるのですか?よろしければ、この幸村に話してくださいませぬか?」
泣いている政宗に戸惑って、でも何か力になりたくて慰めたくて、そっとささやきかけるように話しかけ、政宗が落ち着くまでそばにいる。
直江兼続の場合
「むむ、山犬!なぜ泣いているのだ?さあ、この私に相談するがいい!!…おまえの元気がないとこっちまで調子が狂うではないか」
いつもの調子で話しかけようとするけど、やっぱり心配で。でもそれをはっきりと言うのは少し気恥ずかしくて。「どっかいけ!…一人にしてくれ」とか言われても「今のおまえを一人にするわけにはいかん」って言って背中から抱きしめるか、あるいは背中合わせに座り込んで政宗がたまに漏らす言葉をしっかり受け止めて聴いてあげて、政宗が落ち着いていつものように減らず口をたたくようになったら「やっぱり山犬は元気なのが一番だな!」ってすごくきれいな笑顔で言うから政宗もふっと力が抜けて思わず笑っちゃう。(長いな。…これも愛のなせる業!)
石田三成の場合
「…伊達」
「…」
「その見苦しい顔をさっさとどうにかしろ」
「わ、わる…かった、な…!わしとて、す、好きで…こん、な…」
「(しまった)いや、そうではなく…。その…、わ、私は…おまえの泣き顔など、見たくないのだよ」
心配してるし慰めたいんだけど口下手なのが災いして思いっきり伊達を傷つけます。しかし、その後にしどろもどろに言い募った言葉がすっごい気障だったりして、きゅんとさせます。
「…早く、いつもの貴様に戻れ」
強引に涙をぬぐって抱き寄せる。
島左近の場合
「おやおや、伊達のお殿さんじゃないか。どうして泣いてるんですか。この左近でよければ聞きますよ」
頼れる兄貴分、って感じで根気強く伊達のぽつりぽつりともらす言葉をきく。手ぬぐいでそっと涙をぬぐってやりながら、ぽんぽんと頭を撫でてあげる。
斎賀孫市の場合
「おいおい、政宗ぇ、どうしたんだよ…泣くなって、ほら、な?」
ぎゅっと抱き寄せて背中をぽんぽんとたたいてあげて、泣くなっていいながらもその優しさで「泣いていいんだ」って教えてあげる。政宗が泣き止むまで、ずっとそうやってそばにいる。無理に何があったのか聞き出したりなんかしないで、政宗のすべてを肯定するように、ただそばにいる。
「お、やっと笑ったな」
前田慶次の場合
「なんだい、伊達の殿さんは泣いてんのかい。あー…こんなところにいるから余計に気分が沈むんだ。いっちょ俺と出かけようか」
泣いている政宗を強引に連れ出して松風に乗せて遠乗りに行く。最初はびっくりして、でも徐々に慶次の強引さ、強引な優しさがうれしくて気がついたら慶次と一緒に笑っている。
「お、ないた烏がもう笑った、ってやつだな」
Tue 31 , 12:21:36
2009/03
伊達政宗が泣いています。
・片倉小十郎の場合
「…政宗様」
そっと抱き寄せて泣き止むまでずっとそばにいる。いっそ、泣き疲れて眠るまでずっとそばにいる。政宗が傷ついていることを誰よりも知っているから、ただそばにいて抱きしめる。自分はここにいる、あなたは一人ではない、って。
・真田幸村の場合
「ま、政宗殿…?どうしたので…、あ、えーっと、その…そ、某、政宗殿に泣かれると…どうすればいいのか…」
どうすればいいのか散々うろたえた挙句に自分も泣きそうな顔をして
「泣かないで下され、政宗殿。某、政宗殿には笑っていて欲しいのでござる」
とか言い出す。
・猿飛佐助の場合
「泣きたいなら、泣けばいいよ。俺は人じゃないから、俺の前でならないてもいいよ」
頭をぽんぽんと撫でて手ぬぐいを渡してあげる。泣き止んだらお茶とおやつをあげる。
「ね、疲れたでしょ。疲れたときには甘いものがいいんだよ」
・長宗我部元親の場合
「あー、その…なんだ。泣きたいなら泣けばいい。泣くのは恥ずかしいことじゃねえからな。俺の胸ならいつでも貸してやるから」
向かい合わせで、自分の肩口に政宗の顔を押し付けるようにして抱き寄せて泣いている顔を隠してあげる。
・毛利元就の場合
「ふん…」
慰めることも抱きしめることもせず、ただそばにいる。政宗のために何をするでもなく、ただそこにいる。政宗が泣き止んだら何もなかったかのように「そういえば…」とか話していつも通りに接する。
・片倉小十郎の場合
「…政宗様」
そっと抱き寄せて泣き止むまでずっとそばにいる。いっそ、泣き疲れて眠るまでずっとそばにいる。政宗が傷ついていることを誰よりも知っているから、ただそばにいて抱きしめる。自分はここにいる、あなたは一人ではない、って。
・真田幸村の場合
「ま、政宗殿…?どうしたので…、あ、えーっと、その…そ、某、政宗殿に泣かれると…どうすればいいのか…」
どうすればいいのか散々うろたえた挙句に自分も泣きそうな顔をして
「泣かないで下され、政宗殿。某、政宗殿には笑っていて欲しいのでござる」
とか言い出す。
・猿飛佐助の場合
「泣きたいなら、泣けばいいよ。俺は人じゃないから、俺の前でならないてもいいよ」
頭をぽんぽんと撫でて手ぬぐいを渡してあげる。泣き止んだらお茶とおやつをあげる。
「ね、疲れたでしょ。疲れたときには甘いものがいいんだよ」
・長宗我部元親の場合
「あー、その…なんだ。泣きたいなら泣けばいい。泣くのは恥ずかしいことじゃねえからな。俺の胸ならいつでも貸してやるから」
向かい合わせで、自分の肩口に政宗の顔を押し付けるようにして抱き寄せて泣いている顔を隠してあげる。
・毛利元就の場合
「ふん…」
慰めることも抱きしめることもせず、ただそばにいる。政宗のために何をするでもなく、ただそこにいる。政宗が泣き止んだら何もなかったかのように「そういえば…」とか話していつも通りに接する。
Sun 29 , 00:45:02
2009/03
・サナダテ出会い
心がざわめいた。
奥州王としてではない。俺自身の心が、波打つ。
嵐が来た。
「我が名は真田源次郎幸村!命が惜しくば退くがよい!!」
いくさばに響く大音声。
ぞくり、と震えた。
馬首をめぐらせれば赤い衣を纏い二槍を振り回す男が視界に入る。
「っ!」
目が合った。
二人の間にはかなりの距離があり、幾人もの兵が隔てているというのに。
男がニィ、と口端をあげる。
政宗も知らず口元に笑みをうかべる。
(この男は、俺を呼んでいる。奥州王ではない、この俺自身を!)
震えがとまらない。それどころか先ほどよりも強くなっている。
「Let's party!」
小さく、自分に向かってつぶやくと同時に馬を進める。
「真田っつったな」
「如何にも。某は真田源次郎幸村。武田が一番槍!貴殿は」
「俺か?」
馬から飛び降りる。鬣を撫でねぎらってから馬の尻をたたいてこの場から遠ざける。
「俺は…奥州筆頭・伊達政宗」
「!」
すらりと腰に佩いた六振りの刀を抜きかまえる。
「さあ、partyの始まりだ、真田幸村。奥州筆頭・伊達政宗、推して参る!!」
振り下ろした六爪を真田の二槍が受け止める。
かつてないほど心が震える。
ああ、そうだ。きっと俺はこいつを探していた。
眠った俺の心を呼び覚ます存在。
魂の、片割れのようなこの男を捜していた。
だって、震えが止まらない。
この男の声を聞いたその瞬間から、身体も心も震えっぱなしだ。
決着はつかず、引き分け、ということで二人の決闘は終わった。
「チィっ!おい、真田幸村。決着はおあずけだ。次に戦うまで、誰かに勝手に討ち取られたりするんじゃねえぞ」
ピィーッと指を口元に運び高く鳴らす。先ほど逃がした馬が主人のもとに戻ってくると同時にひらりと飛び乗る。
「貴殿こそ!また…何度でも、貴殿と戦いたい。こんなにも熱くなったのは初めてでござる。また会えるのが楽しみだ」
「それは俺の台詞だぜ。次に会うときは、もっと俺を楽しませろよ…?」
そのまま背を向け自陣へと戻る政宗の背を見送りながら、幸村もまた確かな震えを感じていた。
かつて感じたことのない震え、うずき、そして歓喜。それは信玄を生涯の師と仰ぐことを決めた瞬間に感じたものに似ている気もしたが、まったく別のものだった。
幸村は信玄を師とすることを心で決めたが、今、政宗に出会った喜びは魂で感じている。
そうだ、きっと自分はずっと彼を探していたのだ。
彼に出会うために今ここにいるのだ。
鍛錬に明け暮れ、齢17にして武田の一番槍を認められるまでになった。
それは、きっと、心のどこかでこの出会いを望んでいたからだ。
探し続けたものを見つけたような、遠い昔に失くしたものを見つけたような、不思議な感覚。
きっとこれを感じているのは自分だけではない。彼…伊達政宗もそうに違いない。それが証拠に、目が合った瞬間彼は笑ったのだから。
「早く、もう一度会いとうござる。独眼竜…政宗殿」
心が、震える。
君だけが僕を、僕だけが君を、真の意味で満たすことができる。
心がざわめいた。
奥州王としてではない。俺自身の心が、波打つ。
嵐が来た。
「我が名は真田源次郎幸村!命が惜しくば退くがよい!!」
いくさばに響く大音声。
ぞくり、と震えた。
馬首をめぐらせれば赤い衣を纏い二槍を振り回す男が視界に入る。
「っ!」
目が合った。
二人の間にはかなりの距離があり、幾人もの兵が隔てているというのに。
男がニィ、と口端をあげる。
政宗も知らず口元に笑みをうかべる。
(この男は、俺を呼んでいる。奥州王ではない、この俺自身を!)
震えがとまらない。それどころか先ほどよりも強くなっている。
「Let's party!」
小さく、自分に向かってつぶやくと同時に馬を進める。
「真田っつったな」
「如何にも。某は真田源次郎幸村。武田が一番槍!貴殿は」
「俺か?」
馬から飛び降りる。鬣を撫でねぎらってから馬の尻をたたいてこの場から遠ざける。
「俺は…奥州筆頭・伊達政宗」
「!」
すらりと腰に佩いた六振りの刀を抜きかまえる。
「さあ、partyの始まりだ、真田幸村。奥州筆頭・伊達政宗、推して参る!!」
振り下ろした六爪を真田の二槍が受け止める。
かつてないほど心が震える。
ああ、そうだ。きっと俺はこいつを探していた。
眠った俺の心を呼び覚ます存在。
魂の、片割れのようなこの男を捜していた。
だって、震えが止まらない。
この男の声を聞いたその瞬間から、身体も心も震えっぱなしだ。
決着はつかず、引き分け、ということで二人の決闘は終わった。
「チィっ!おい、真田幸村。決着はおあずけだ。次に戦うまで、誰かに勝手に討ち取られたりするんじゃねえぞ」
ピィーッと指を口元に運び高く鳴らす。先ほど逃がした馬が主人のもとに戻ってくると同時にひらりと飛び乗る。
「貴殿こそ!また…何度でも、貴殿と戦いたい。こんなにも熱くなったのは初めてでござる。また会えるのが楽しみだ」
「それは俺の台詞だぜ。次に会うときは、もっと俺を楽しませろよ…?」
そのまま背を向け自陣へと戻る政宗の背を見送りながら、幸村もまた確かな震えを感じていた。
かつて感じたことのない震え、うずき、そして歓喜。それは信玄を生涯の師と仰ぐことを決めた瞬間に感じたものに似ている気もしたが、まったく別のものだった。
幸村は信玄を師とすることを心で決めたが、今、政宗に出会った喜びは魂で感じている。
そうだ、きっと自分はずっと彼を探していたのだ。
彼に出会うために今ここにいるのだ。
鍛錬に明け暮れ、齢17にして武田の一番槍を認められるまでになった。
それは、きっと、心のどこかでこの出会いを望んでいたからだ。
探し続けたものを見つけたような、遠い昔に失くしたものを見つけたような、不思議な感覚。
きっとこれを感じているのは自分だけではない。彼…伊達政宗もそうに違いない。それが証拠に、目が合った瞬間彼は笑ったのだから。
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心が、震える。
君だけが僕を、僕だけが君を、真の意味で満たすことができる。
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