白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
Wed 06 , 02:38:00
2010/10
疲れてます。眠いです。でもレジュメ二個作ったどー。できは…まあ、はい、うん。明日…というか、今日発表のものはもう発表しながらフォローするしかないですが、もう一個のやつは発表の順番がまわってくるまでにもっと調べてレベルアップさせてあげたいです。
で、追記からまたもや妄想です。あんまりはっぴーな話じゃないかもしれません。
現代で、サスダテで、死ネタを含みます
で、追記からまたもや妄想です。あんまりはっぴーな話じゃないかもしれません。
現代で、サスダテで、死ネタを含みます
※現代で、佐助がひどい男で、死ネタ含みます
付き合ってる佐助と政宗。高校時代からの付き合いで、大学進学を機に同棲することに。
しかし佐助はいつからか浮気するように。
(付き合い始めのころは、あんなにやさしかったのに…な)
佐助がどう思ってるのかは知らない。でも、おれはまだあいつのことが好きだから、出て行けといわれるまではそばにいたい。好きでいさせてほしい。
健気で一途な政宗。
けれど、二人で暮す部屋に浮気相手を連れ込まれて、政宗の中で何かがきれる。
翌日、部屋の鍵と「世話になった」とだけ書かれた書置きを残して二人がすんでいた部屋から出て行く政宗。
夜、家に帰った佐助は政宗がいないことを不審に思い、残された鍵と書置きを見て呆然とする。追いかけようにも政宗がどこに行ったのかなんてわからない。大学は同じでも学科が違うから政宗の交友関係なんてわからない。高校生のころのほうがずっと近くにいた。政宗のことならなんでも知っていると思うことができるくらい近くにいた。でも、今は一緒に住んでいるのに佐助は政宗のことを何も知らないし、きっと政宗だって佐助のことを何も知らない。一緒に住んでいるから安心してしまった?いつから向き合うのをやめた?
必死になって政宗を探す佐助。どうやら大学もやめてしまったらしい。
数年後、医学部を卒業して研修医となった佐助は研修先の病院で政宗と再会。けれどそれは、医者と患者として。
ガンに犯されている政宗はもってあと半年の命。
どうか許してほしい、そばにいさせてほしい、もう一度好きになってほしい。政宗にそうすがる佐助。別れてからもう何年もたっている。今更蒸し返したくない。最後の数年は二人にとっていい思い出ではなかった。ただの友人に戻りたい、もうあんな思いはしたくない。信じて裏切られるのは二度とごめんだ。そう言って拒絶する政宗。
「それでもおれは、政宗が好きなんだ。あのころのおれ、最低だったよね。でも、信じてくれないかもしれないけど、高校の入学式で一目ぼれしてから今日まで、政宗を愛していない日なんてなかったんだよ。本当に」
「…それでも、今、おれがおまえを受け入れたとしても、おれは半年後には死ぬんだ。死ぬ人間の愛をこうよりも未来をみたらどうだ?あんたならくらでも相手がいるだろう。…あのころのことは、もう、思い出したくないんだ」
「政宗。政宗も知ってるでしょ。最低だったおれが浮気ばかり繰り返してたこと。でも、身体だけの相手ならいくらでもいたけど、おれが本当に愛したのは、好きになったのは政宗が最初で、きっと最後だよ」
結局、一緒の時間を過ごすうちに高校時代の、付き合い始めたころのように政宗を大切にする佐助にずっと抱えていた恋情をかきたてられた政宗が折れる。
「ひとつだけ条件がある」
「なに?なんでもきくよ、政宗のそばにいられるのなら」
「最後まで、笑っていてくれ。おれがさいごを迎えるその瞬間まで、笑っていてくれ。少しでも多く、あんたの笑う姿を見ていたい」
「おれは、もう、あんたにやれるものなんて何もないんだ。約束できる将来も、ずっと一緒にいる約束だってない。おれがあんたにしてやれることは、何もない。一緒にいる時間だって、あとどれだけ残されているか…」
「いいよ。何もくれなくても、何もしてくれなくても、いいよ。もう十分にしてくれたよ。おれが一生かかっても返せないくらいに、もらったよ。今ここにいてくれるだけでおれがどんなに幸せか、政宗にはわからない…?最低だったおれを愛してくれてありがとう。うまれてきてくれてありがとう。政宗の時間があとどれだけ残っているのかはわからないけれど、それでも、その時間をおれにくれるんでしょう?それだけで…もう、じゅうぶんだよ」
政宗は、二人が再会してから五ヵ月後、三月だというのに雪の舞う花冷えの春に静かに息を引き取る。
「今までありがとう、佐助。おれもずっとあんたのことが好きだったよ。高校生のころから、ずっと…」
「政宗…っ」
「次に眠ったらもう二度とおきれない気がするんだ。…なあ、佐助。手を握ってくれよ。あんたの手、冷たいけど手をつないでいるうちにあったかくなってくのが、好きなんだ」
「なあ、佐助。おれが死んだらおれのために泣いてくれるか?それで、それからおれのことを忘れて幸せになってくれるか?」
ありがとう。
ありがとう。
生まれてきてくれて、ありがとう。
最後までおれのことを愛してくれてありがとう。
おれは政宗のことを忘れないよ。忘れることなんて、できないよ。
忘れろ、だなんてそんなひどいことを言わないで。
ねえ、あのころおれはきみを傷つけてばかりいたね。
一人きりの部屋にのこして、きみをまたせてばかりいたね。
もう一度、おれをまっていてくれないかな?
いつかおれもそちらにいくから、それまで、まっていてくれないかな?
そして、どうか笑ってほしいんだ。
「遅いぞ、佐助」
高校時代、デートのたびにそういって笑ってくれたように、もう一度。
そうしたらおれはごめんといって君を抱きしめるから、そうしたらもう二度とはなさないから。
ねえ、政宗。
付き合ってる佐助と政宗。高校時代からの付き合いで、大学進学を機に同棲することに。
しかし佐助はいつからか浮気するように。
(付き合い始めのころは、あんなにやさしかったのに…な)
佐助がどう思ってるのかは知らない。でも、おれはまだあいつのことが好きだから、出て行けといわれるまではそばにいたい。好きでいさせてほしい。
健気で一途な政宗。
けれど、二人で暮す部屋に浮気相手を連れ込まれて、政宗の中で何かがきれる。
翌日、部屋の鍵と「世話になった」とだけ書かれた書置きを残して二人がすんでいた部屋から出て行く政宗。
夜、家に帰った佐助は政宗がいないことを不審に思い、残された鍵と書置きを見て呆然とする。追いかけようにも政宗がどこに行ったのかなんてわからない。大学は同じでも学科が違うから政宗の交友関係なんてわからない。高校生のころのほうがずっと近くにいた。政宗のことならなんでも知っていると思うことができるくらい近くにいた。でも、今は一緒に住んでいるのに佐助は政宗のことを何も知らないし、きっと政宗だって佐助のことを何も知らない。一緒に住んでいるから安心してしまった?いつから向き合うのをやめた?
必死になって政宗を探す佐助。どうやら大学もやめてしまったらしい。
数年後、医学部を卒業して研修医となった佐助は研修先の病院で政宗と再会。けれどそれは、医者と患者として。
ガンに犯されている政宗はもってあと半年の命。
どうか許してほしい、そばにいさせてほしい、もう一度好きになってほしい。政宗にそうすがる佐助。別れてからもう何年もたっている。今更蒸し返したくない。最後の数年は二人にとっていい思い出ではなかった。ただの友人に戻りたい、もうあんな思いはしたくない。信じて裏切られるのは二度とごめんだ。そう言って拒絶する政宗。
「それでもおれは、政宗が好きなんだ。あのころのおれ、最低だったよね。でも、信じてくれないかもしれないけど、高校の入学式で一目ぼれしてから今日まで、政宗を愛していない日なんてなかったんだよ。本当に」
「…それでも、今、おれがおまえを受け入れたとしても、おれは半年後には死ぬんだ。死ぬ人間の愛をこうよりも未来をみたらどうだ?あんたならくらでも相手がいるだろう。…あのころのことは、もう、思い出したくないんだ」
「政宗。政宗も知ってるでしょ。最低だったおれが浮気ばかり繰り返してたこと。でも、身体だけの相手ならいくらでもいたけど、おれが本当に愛したのは、好きになったのは政宗が最初で、きっと最後だよ」
結局、一緒の時間を過ごすうちに高校時代の、付き合い始めたころのように政宗を大切にする佐助にずっと抱えていた恋情をかきたてられた政宗が折れる。
「ひとつだけ条件がある」
「なに?なんでもきくよ、政宗のそばにいられるのなら」
「最後まで、笑っていてくれ。おれがさいごを迎えるその瞬間まで、笑っていてくれ。少しでも多く、あんたの笑う姿を見ていたい」
「おれは、もう、あんたにやれるものなんて何もないんだ。約束できる将来も、ずっと一緒にいる約束だってない。おれがあんたにしてやれることは、何もない。一緒にいる時間だって、あとどれだけ残されているか…」
「いいよ。何もくれなくても、何もしてくれなくても、いいよ。もう十分にしてくれたよ。おれが一生かかっても返せないくらいに、もらったよ。今ここにいてくれるだけでおれがどんなに幸せか、政宗にはわからない…?最低だったおれを愛してくれてありがとう。うまれてきてくれてありがとう。政宗の時間があとどれだけ残っているのかはわからないけれど、それでも、その時間をおれにくれるんでしょう?それだけで…もう、じゅうぶんだよ」
政宗は、二人が再会してから五ヵ月後、三月だというのに雪の舞う花冷えの春に静かに息を引き取る。
「今までありがとう、佐助。おれもずっとあんたのことが好きだったよ。高校生のころから、ずっと…」
「政宗…っ」
「次に眠ったらもう二度とおきれない気がするんだ。…なあ、佐助。手を握ってくれよ。あんたの手、冷たいけど手をつないでいるうちにあったかくなってくのが、好きなんだ」
「なあ、佐助。おれが死んだらおれのために泣いてくれるか?それで、それからおれのことを忘れて幸せになってくれるか?」
ありがとう。
ありがとう。
生まれてきてくれて、ありがとう。
最後までおれのことを愛してくれてありがとう。
おれは政宗のことを忘れないよ。忘れることなんて、できないよ。
忘れろ、だなんてそんなひどいことを言わないで。
ねえ、あのころおれはきみを傷つけてばかりいたね。
一人きりの部屋にのこして、きみをまたせてばかりいたね。
もう一度、おれをまっていてくれないかな?
いつかおれもそちらにいくから、それまで、まっていてくれないかな?
そして、どうか笑ってほしいんだ。
「遅いぞ、佐助」
高校時代、デートのたびにそういって笑ってくれたように、もう一度。
そうしたらおれはごめんといって君を抱きしめるから、そうしたらもう二度とはなさないから。
ねえ、政宗。
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