アニメ！

アニメ見ましたー。

続き欄からネタバレの感想書いてみました。
今回のアニメは本編でサナダテ成分が足りない分をオープニングとエンディングで補ってくれているんですかね。

ほのぼのうふふあははな前田家が好きなので、今のシリアス展開が悲しいです。利家がかっこいいのは知ってます。でも、かっこいい利家よりもかわいい利家の方がすきなんです。前田家にこんなシリアス展開は求めていないんです。

サナダテが本気でシリアスな展開にはいったら悲しいと思います。でも、前田家が本気でシリアスな展開になるよりもそっちのほうがまだ許せる。だって、考えれば考えるほど、二人が手をとって笑いあう未来なんて見通せないんですもの。公式でやられると妄想しにくくなりますが、でも、やっぱりなんといいますか…前田家のシリアスよりも受け入れられる気がします。

利家の苦渋も慶次の苦悩もまつの苦慮もすべて理解した上で静かに語る謙信様はやっぱり大人なんだな、と思いました。清濁併せ呑む強さも、冷静に周りを見る知慮も持っていて、それでも苦しそうに眉をひそめる姿が印象的でした。

ところで、最後に政宗様も幸村もちょっとずつでてきたのはきっとお姉さま方への配慮なんだな、と思って吹きました。うん、配慮する方向が間違ってる気がするけど、このへんがバサｒクオリティーなんだな、と思うとなんとなくいとしくもあります。

で、政宗様のシーンなんですが、「Wake up,…wake up guys！」って言ったのが、いくさで死なせてしまった部下たちへのせつなさや苦慮からでるものだと思ったので、本当に伊達軍の面々が起き上がったときは吹きました。おまえら寝てたんかい！いや、生きててくれて嬉しいんだけどさぁ…。
政宗の背中を守れるのは小十郎だけ。だから、伊達軍の面々は政宗の背負うものの重さを知っているから守りたい、支えたいけれど力が及ばないことを知っている。小十郎に帰ってきて欲しいと思う気持ちの中には、ｋ十郎を純粋に慕う部分と、政宗を守って欲しいという思いが半々に混じっていると思います。
幸村は政宗自身の誇りを守ることはできても奥州筆頭の誇りは守れないと思います。だから、政宗にとって幸村が特別な場所にいるのとは別のところで、小十郎も政宗の特別なんです。
…それにしても、竜の鱗云々のセリフはエロい妄想を掻き立てられるので自重して欲しいです。

で、幸村に飛びまして。
幸村は御館様の命を守るために旅をしているわけで、通りすがりの民草をいちいち守るのが指名ではない。そして目の前のひとりを助けたとて何も変わらないことを知っている。自分にできるのはせいぜい御館様を助け、一日でも早くその人に天下をとってもらい、よりよい国を作ってもらうこと。幸村では絶対的に力が足りない。そのことを知りながらも、それでも目の前で苦しんでいる人を捨てられない青臭さが幸村の幸村たる所以であり、その青草さを失わないで欲しい、などと思います。
…最後、幸村がふと何かを聞いたときに政宗の声かっ、と興奮したけどそんな都合のいい展開があるわけがなかった………。